試合で使える王子サーブ
5/9放送の卓球ジャパンで福岡春菜選手の王子サーブが特集されていました。
王子サーブの打ち方、ラケットの握り方など紹介し、後半では王子サーブを吉村真晴選手がレシーブする未公開映像でした。
しゃがみ込みサーブは男子卓球で有効なのか
吉村選手は1本目についてはドライブを打ち損じたものの、2本目以降は強ドライブでぶち抜きました。
男子トップ選手であれば、しゃがみ込みのロングサーブはドライブで打ち抜かれてしまうので厳しいかもしれませんね。
レシーブのコースにあたりをつけて3球目カウンターもいけるかと思いますが、しゃがみ込んだ後の戻りの時間を考えるとなかなか難しいかもしれません。
男子卓球ですと松平健太選手がしゃがみ込みサーブを多用しています。
2バウンドする短いしゃがみ込みサーブです。
これ、男子卓球で絶対効きます。
ホカバや女子卓球であれば、ロングサーブに対して強いドライブを打てる人が少ないので、しゃがみ込みのロングサーブが効きます。
男子卓球ですと強ドライブを打つことができる選手が多いので、一発で打ち抜かれる可能性が高いです。
そこでしゃがみ込みサーブを試合で使うことは、2バウンドする短いしゃがみ込みサーブを出すのが良いのではないでしょうか。
レシーブを受ける側からすると「しゃがみ込みサーブ=ロングサーブ」という認識があるので、しゃがみ込みサーブの構えをした時点でドライブで打ち抜こうと考えます。
モーションの工夫も大切です。
ボールを投げ上げる前に大きくラケットを動かすことでロングサーブが来る!と相手に誤認させることができます。
そこでしっかり2バンドする短いしゃがみ込みサービスを出すと、相手の逆をつきレシーブが1テンポ遅れます。
1本目を出すときは、短い横下回転が良いでしょう。
「しゃがみ込み=アップサーブ」というイメージがあるので、これも相手の逆をつくことになります。
2バンドする短い横下回転のしゃがみ込みサービス、これサービスエース狙えます。
2本目以降は、横上やナックルも混ぜて、たまにスピードロングサーブを出す。
同じモーションからスピードロングを出することで、相手の待ちをはずすことができます。
しゃがみ込みのスピードロングサーブは下記動画が参考になります。
一撃必殺!これを覚えたら得点率UPは間違いない!しゃがみ込みサーブを教えてもらう【卓球動画LiliTV】
しょーこ先生すごいですね。ロングサーブ速過ぎます。
同じモーションからショートサーブもしっかり2バンド。
以上内容をまとめます。
男子卓球⇒2バウンドする短いサーブをメイン(横下・横上・ナックル)+スピードロング
男子だと特にしゃがみ込みサーブを使う選手が少ないので、覚えると試合で効くと思います。
youtube見て練習しましょう~

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宇田幸矢選手モデルラケット待っています
宇田幸矢選手モデルのラケット発売はまだですか!!!
全日本で優勝したバタフライ契約選手はモデルラケットが作られますよね。
宇田選手はバタフライHPによると特注の「ZLカーボンシェーク/インナーファイバー仕様」を使用しています。
ということは発売されるラケットは「宇田幸矢インナーフォースZLC」かな?
ラケット少し軽くしました🏓
— 宇田 幸矢 Yukiya Uda (@Uda_Yukiya) 2019年1月21日
196g→193gに変更✨
このラケットでまた頑張ろう💪💪 pic.twitter.com/TRCJ9oFQ2s
▲このツイート見るとビスカリアのグリップですね。
リプライを見るとビスカリアゴールデンだと答えています。
グリップとブレードのみビスカリアで、インナーZLCでしょうか。
いずれにしても優勝後のこのタイミングで発売して下さい~
別件ですが吉村真晴選手のモデルラケットってないですよね…。
と思ったら・・・あった!!!
11月1日発売の吉村真晴 LIMITED EDITION予約開始! | 卓球用品の専門レビューサイト「たくつうPRESS」|
限定品で売られていたんですね。
「吉村真晴 LIMITED EDITION」メルカリなどで見ると高値で取引されています。
ベースは「インナーフォースレイヤー ZLC」ですが、グリップは「ティモボルALC」のレンズ無しになっているようです。
一度見てみたいです。
【ニッタクのラケット/用具編】美誠パンチから学ぶ03
伊藤美誠選手の使用ラケットはアコースティックカーボンです。
伊藤美誠選手の名前がついたラケットは現行発売されていません。
伊藤美誠モデルのラケットはいつ発売されるんですか!!ニッタクさん!!
オリンピックで美誠ちゃんが活躍する前に是非!!
ニッタクは選手のモデルラケットをあまり発売しないですよね。
現行ですと馬龍と石川佳純モデルのみです。
馬龍モデルはよく見かけますが「佳純スペシャル」と「佳純ベーシック」は影が薄いですね。
石川選手自身が試合で使っているのを見たことないです。
(現在バタフライのビスカリアを使用しているようです)
ニッタクのラケットはあまり良いイメージがなかったのですが、「バイオリン」と「アコースティック」を売り出したあたりから人気が出始めましたね。
「剛力」も高いですが人気ですね。
ネーミングセンスも絶妙です。(自分は剛力彩芽さんを連想してしまいます)
王子クラブの作馬さん監修なので、「王子」の名前を入れるのもありでしたよね。
「剛力男子」って商品名もインパクト大!
キャッチコピーもすごい。「男には男の武器がある 破壊力を宿す超剛打」
佐藤 瞳選手と橋本 帆乃香選手が使ってます。
男子じゃない!女子だよ!!!

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スブリィで素振りしよう!
お題「#おうち時間」
外出自粛が続きずっと卓球ができていない。
どこの卓球場も3月から休止している。
家で球つきやサーブ練習、素振りなどをずっと続けている。
テーブルを卓球台にして遊ぶこともある。
それでも物足りなくなり買ったのがこれ!
バタフライから発売されているスブリィ!
木材でできているのかなあ。黒光りしていてカッコいい!
重さは292g!(個体差あると思うので参考までに)
通常使用しているラケットが188gほどなので約100gプラスになる。
大矢選手も使ってるんだから間違いない!
(下記ディグニクス座談会の4:10頃参照)
吉村選手からめっちゃいじられてて面白い。
スブリィ使ってる人はなかなかいない!
スブリィのおすすめの使い方を紹介!
「スブリィで素振りした後で、通常のラケットで素振りする」
重めのスブリィで素振りをすることでいつものラケットが軽く感じられる。
スブリィだけでなく、いつものラケットを振ることで通常の感覚に戻すことができる!
是非お試しあれ~
【用具編】手塚パンチから学ぶ02
手塚パンチ~~!!!
ミート打法を駆使し独自のスタイルを確立した新進気鋭の若きホープ、手塚崚馬選手!
手塚選手が使用するラケットとラバーから学ぼう。
手塚選手はYasaka契約選手だ。ラケットとラバー共にヤサカ製。
ラケット:馬林エキストラスペシャル(ST)
ラバー:ラクザX(特厚)
まずはラケット!!
馬林エキストラスペシャル!!しぶい!実にしぶい!
大半のトップ選手がカーボン入りのかっ飛びラケットを使うなか7枚合板!
飛び過ぎず扱いやすい7枚合板だ。5枚合板のような使いやすさ。
卓球王国のゆうさんも言ってるから間違いない!
全中でラクザ | 卓球王国BLOG | 台隅をつつけ! | ゆう
選手の大半がフレアグリップを使うなかストレートグリップを使っているのも気になる。
台上のやりやすさ重視とかあるんだろうか。(手塚選手はパンチ打法に注目されがちだけど、ツッツキなどの台上も精度が高い。ブチ切れでネットミスする選手も多い。)
馬林エキストラスペシャルの商品名は「馬琳」じゃなくて「馬林」なんだね。
ヤサカのラケットもいつか使ってみたい。ヤサカのラケットはコスパが良い。
ラクザXはヤサカのスピン系テンションラバーだ。
前身のラクザ7よりもシートが硬めでしっかりめ。「曇り系」のシートだ。
一方、ラクザ7は澄んだシート。柔らかめで扱いやすいシートだ。
ラクザXの曇り系シートはインパクトがしっかりしていないと棒球になってしまう。
トップ選手だからこそ扱えるラバーだ。
一般のユーザーが上記の手塚選手モデルを参考に用具選びをするならどうするか。
馬林エキストラスペシャルはどの層の選手でも扱うことができる名作。初中級者でも十分扱えるし手塚選手みたいなトップ選手でも使用しているんだから間違いない。
ラバーは非常に悩ましいところ。ラクザXの特厚はどう考えても初中級者には難しい。
ラクザXの「中厚」か、ラクザ7の「中厚」はいかがだろうか。(ラクザは「中」がなく、「中厚」「厚」「特厚」のみの取り扱いだ)
特厚だと弾みすぎるし重さも出てくる。(ラクザは重いので要注意)
厚さを「中厚」にすることで、弾みを抑えることができる。
食い込まなくなるので球離れが良く弾きやすくなる。
ニッタクのラバー「剛力快速」「剛力カウンター」などもおすすめだ。
王子クラブの作馬さんが監修したスマッシュに特化したラバーだ。
球離れが早く表ソフトのように弾くことができる。
まだあまり認知されていないが剛力シリーズのラバーも試す価値があるだろう。
次回もスマッシュ特化の用具選びを考察するぞ~
手塚パンチから学ぶ
女子卓球では美誠ちゃんのスマッシュが話題になるが、男子卓球ではどうだろうか。
ドライブが主流の今、表ソフトの速攻選手はいるけれども、裏ソフトラバーを使用してパンチ打法を多用する選手は少ない。
地区大会、県大会レベルではたまに見かけるものの、トップ選手ではあまり見かけない。
今回はトップ選手でスマッシュを多用する手塚崚馬選手を取り上げよう。
手塚パンチに学べ!
男子選手は高校生以上になるとほぼドライブメインとなる。
もちろん表ソフトの速攻選手はミート打ちを多用するが、大半は裏ソフトの選手でありドライブ主戦型だ。
そのなかでスマッシュを使うことができれば決め球になりやすいはずだ。
男子のトップ選手だと明徳義塾高校の手塚崚馬選手がスマッシュを多用するスタイルだ。
JTTLの選手ページでは「リョウマパンチ」と記載があったけど、SNSでよく見かけるのは「手塚パンチ」だ。
手塚選手の技術はもちろんスマッシュだけではないが、やはり特徴的なのはフォアのスマッシュとバックのプッシュのようなミート打法だ。
台上プレーや対下回転のドライブ以外は、ロングボールの打ち合いになったらパチンパチン弾いていく。
一般にミートの打法はドライブに比べて安定しないが、手塚選手はパチパチ正確に打ち込む。球を弾く感覚、センスがやばい。
もちろん台上プレーやドライブの精度も極めて高い。ぶっち切れのツッツキを落とす選手も多い。ドライブも回転量が多く相手のボールが浮いてくることが多い。
スマッシュに注目されるが、スマッシュにもっていくための台上やドライブにも着目したい。
男子の卓球でスマッシュが通用するのか、ホカバ、中学までしか通用しないのではないか、と正直疑問に思っていた。
でも、手塚選手の実績を見ればスマッシュが有効であることがわかるだろう。
インターハイベスト8、全日本ジュニアベスト4という実績だ。
ドライブ主流の男子卓球のなか、ミート打ちによる独自のスタイルを確立している。
インターハイ中止は残念だけど、この先も活躍して日本を背負う選手になって欲しい。
中国卓球に対抗できるのは手塚パンチだ。
【用具編】美誠パンチから学ぶ02
みんな大好きな用具の話をしよう。
強烈なスマッシュはどんなラケット、ラバーから生み出されているのか。
伊藤美誠選手と手塚崚馬選手のラケット・ラバーから学ぼう。
今回は美誠ちゃんのラケットとラバーに注目してみよう。
美誠ちゃんのラケット・ラバー
美誠ちゃんはニッタク契約選手でラケット・ラバー共にニッタク製。
ラケットは「アコースティックカーボン」、ラバーはフォア面「ファスタークG1」の特厚、バック面は「モリストSP」の厚だ。
https://www.nittaku.com/wp-content/uploads/2019/10/438f53f4c42fa8ef40914820bcfb2324.pdf
上記のnittakuのHPにあったトークショーの記事を参考に書こう。
アコースティックカーボンはアコースティックにアウターカーボンを合わせているので、よく弾み弾きが良い。ミート打ちに相性が良く、表ソフトを使用する異質プレーヤーもよく使用している。
上記では「硬めではなく、柔らかめのカーボンが好み」「特にスマッシュがやりやすい」と述べている。カッチカチの硬いラケットよりもある程度つかむ感覚のあるラケットのほうがスマッシュがやりやすい。
ファスタークG1は良く弾み、弾く技術がやりやすい。ドライブに関しては打ち方、技術力によってはやりづらさを感じる方もいるみたい。卓球ショップの売上ランキングでも1位になることが多くかなりの売れ筋。
中学高校の女子選手がよく使っているイメージがある。美誠ちゃんも使っているので憧れて使う人も多いはず。
上記では「いい意味でイレギュラーする」「カウンターに対してネットに落とすことが多く、クセ球を出る」と述べている。
使いこなすことができれば最高だが、このクセを扱いづらいと感じる選手も多い。
モリストSPはテンション系表ソフトのロングセラー。
スピード系の正統派なラバーだ。
上記では自分で予測できないくらい回転がかかったりナックルになったりしていやらしいボールが出る、と述べている。
ラバーの厚さについては言及していないが、表ソフトユーザーは特厚を使用しないで「厚」や「中」を使用する傾向にある。
厚さが薄いほうが弾きやすく、ナックルが出しやすくなるので球質に変化を加えることができる。
一般ユーザーが美誠ちゃんと同じラケットとラバーを使いこなすのは難しいだろう。
ラケットはアコースティックカーボンを使用するとしたら、ラバーの厚さは落とすべきだ。
フォアはファスタークG1の「中」、バックはモリストSPの「中」にして、弾みを抑えるべきだ。厚さを「中」にすることでスポンジの食い込みが減るので、球を弾きやすくもなる。
(ファスタークG1の「特厚」はゴリゴリの男子ドライブマンが使用するものじゃないかと。美誠ちゃんだから使いこなすことができるけど…)
次回は手塚パンチ特集~!!