美誠パンチから学ぶ
伊藤美誠選手のスマッシュは素晴らしい。
決定率が高く、打ちミスをしない。
恐るべし美誠パンチ!
一昨日の卓球ジャパンを見て考えたことをまとめていこう。
繋ぎのボールはドライブして、決め球はスマッシュ。
下回転のボールや低め・浅めのボールに対してはドライブするけど、ロングのボールに対してはほぼスマッシュできる。
丁寧選手がフルスイングした強ドライブに対しては当てるだけのブロックになることもあるけど、ほとんどはしっかりミートして弾き返している。
ドライブに対するカウンタースマッシュが鋭い。
高い打点で叩きにいく。大半の選手がカウンタードライブをするであろうボールをスマッシュで叩ける。
スマッシュされたボールをドライブで強く打ち返すことはできないので、ブロックするしかなく防戦一方になる。そこに畳み掛けるようにみまパンチ!
コース取りも絶妙。ドライブはストレートに繋いで、スマッシュはクロス。
クロスにスマッシュが来るとわかっていても、丁寧選手でさえも取ることができない。
スマッシュがなぜ効くのか。
平野さんも言っていたようにスマッシュを受けるときはタイミングが取りずらい。
中国選手に勝つにはスマッシュと森薗美咲も選手も言っていた通り、中国ではスマッシュを多用する選手はいないから対応しづらい。
中国卓球は中国製の粘着ラバーを使ったドライブがメイン。
表ソフトの前陣速攻選手はスマッシュするが、裏ソフトラバーを使用する選手は皆ドライブをする。
中国と同じ卓球をしていても勝ち目はない。ミート打法による速攻こそが中国卓球に打ち勝つ決め手になる。
オープン大会や地区大会、県大会に出場する一般選手においても、スマッシュは有効である。
ドライブが主流となっているので、スマッシュをとり慣れていない選手は多い。
試合の中でスマッシュとドライブを打ち分ける。
自分が打てるボールに絞ってスマッシュを打ち込む。打ちミスを減らす。
スマッシュに繋げるために、台上プレーやループドライブの質を高める。
次回は美誠ちゃんの用具特集!!